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白昼夢
もぅ長いこと憧れている私の夢は、
まるでドラマの中の恋みたいに、主が私を抱きしめて、両手で頬を包んで 温かいキスをくれて、
愛しそうに見つめながら 何度も キスをくれる。
ベッドの中でも、きつく抱き寄せられながら、その胸に身を委ねて、波のように揺れては 主の吐息を感じる……。
そんな妄想だけで、時に湯船に溺れてしまいそうになるくらい、私の身体は熱をもち、高ぶってしまう。
それは、主に出逢ってしまった 遠い昔から、少しも変わることなく、私の憧れで、夢で、希望。
叶うはずのない、求める事すら 厚かましいと思える、私の夢。

けれど、今日の記憶を巻き戻してみると、
抱きしめてくれる主がいて、キスをくれる主がいて、その腕に抱かれながら 目を開けるとそこに、大好きな主の眼差しがある。
どうしても閉じてしまう、瞼を開けるたび、真っ直ぐに私を見下ろして、瞳を覗き込む眼差しがある。
恥ずかしくて 顔を背けて、声になる吐息を堪えて、歪んでしまう私の表情を、楽しむように 愛おしむように、見つめている主がいる。
きつく目を閉じると、わざと顔を寄せて 耳元に囁く。
「気持ちいいか? 良かったなぁ」
そう囁きながら、押し寄せて来る波は大きくなる。

それは、まるで白昼夢。
陽が落ちて、独りになって、ふと思う。
あれは 夢? 淫らな妄想?
憧れてやまない夢が、まどろんだ私に白昼夢を見せたのか。

何度も声を上げた私は、果ててゆく主にしがみ付きながら、軽く脚をつってしまった。
まだ少し痛む ふくらはぎを撫でて
妄想ではなかったと、顔が緩んでしまう。

主の気まぐれでもいい。
時にこんな風に、愛されている錯覚?に酔わされているのが たまらなく好き。
日常も、賑やかな日々の孤独も、隠し通すはずの寂しさも、全部どうでもいいと思える。そんな甘いひと時が 私の大切な 白昼夢。
醒めなければいいのに。ずっと、このまま。
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【2018/04/27 03:12】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
恋心
なかなかタイミングが合わなくて、おあずけだった、主様との逢瀬。
珍しく2日ほど前から、打診があったこの日、私は可能な限りの手を尽くして、時間を確保した。

逢いたくて、逢いたくて仕方なかった主様に、ご奉仕よりも先に、キスをねだった。
早くも息の上がる私に、「お前、今日 飢えてるな」と、他人事のように笑い、下半身を 私の好きにさせてくれた。
それから少しして、どこでスイッチが入ったのか、いつもより強引に、少し乱暴に、私をいたぶりながら楽しんで、何度も登りつめそうになるたび寸止めされる私を ポーカーフェイスのままベッドに招いた。

とっくに限界を超えていて、だらしなく熱を帯びた身体で、私は幾度も、主に貫いて欲しくて、言葉にしそうで我慢した。 主が使いたくなったら、きっと 使ってくれる。どの穴で楽しむかなんて、主が決めること。そう分かっている。
なのに……。止めようのない衝動が、私に襲いかかって来る。
くるしくて、切なくて、悲鳴にも似た声が出る。
何もかも、ちゃんと分かってる主様が、耳元で小さな声で ゆっくり問う。
「どうして欲しい? 前からがいいのか?後ろからがいいか?」
無理矢理 脚を掴まれるよりも、与えられた選択肢が 残酷なほど私を濡らす。
「前から……」 本音で答えていいのかと、戸惑いながら、本音で答える(笑)。

間近で見上げた主の顔が、繋がったまま、私を見下ろす。 喘ぎまくって 顔中に張り付いた髪を、丁寧に払って、主が囁く。
「たまには、優しくしてやろうか」
前髪を、幾度も手のひらで撫で上げて、すぐ間近で、私の目を覗き込む。

とっても変な表現だけれど
私はまるで、突然のプロポーズを受けた位の衝撃で、頭の中が真っ白になった。
頭の中は 呆然としている状態で、
主は、本当に優しいキスをくれて、乳房をそっと包み込み、その先端に唇をあてた。
たぶん、温かい舌先が、乳首という名の剥き出しの性器を転がしては味わった。
気が遠くなりながら、心の奥が混乱していた。

子宮を突き上げる愛しい体温。
胸を締め付ける 痛みにも似たときめき。
これは、まるで恋だ。身を焦がすほどの、恋。
目の前にある胸に、私を全部投げ出していいのだと、そんな錯覚に襲われる。
主の想いを 期待したり、探ってみたり、切望したりする距離感ではなくて、
それはまるで、想い合って、愛し合って、狂おしく求め合っているような……。
恋の真っ只中にいる2人のような、そんな錯覚。

そんな感覚、主に打ち明けたら、おでこをピシャリと叩かれそうだけれど、私は本気で 陶酔していた。
何度も波にさらわれながら、まるで夢の中みたいに、主と愛し合える錯覚に呑まれてゆく。

こんな日が、ずっと続いたらいいのに。
抱き合える事が、当たり前になればいいのに。
この恋が、成就できる日が来たらいいのに。
そんな馬鹿な事を、心が繰り返し叫んでいる。
決して 声に出来ないのに。

錯覚じゃないのは、私の恋心。
全てを後回しにしても、それが最優先だと思える、私の恋心。
錯覚でも、妄想でも構わない。
私を抱きしめながら、息を上げてゆく主の体温が、今は何より愛おしい。
泣けて来るほど、愛おしい。
どうか この恋が、いつまでも色褪せていきませんように。
【2018/04/14 00:53】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
不都合な事情
前回の記事から、もう一年以上が経っている。
怠惰で気まぐれな私のせいだ。
この一年の間には、とんでもない事があれこれ起きて、私個人の生活は、大きく変わった。
事情はさておき、一番大きな事件は、運転免許がなくなった。 免許証をなくしたのではない。
免許自体を失ったのだ。
激震の失態に、もちろん仕事も何もかも、不自由極まりない事となり、小さな日常にも、ストレスが溢れる始末。 それでもなぜか、免許を失ったと悟った瞬間、私の頭にも心にも、主様の事しか浮かばなかった。
これこらの、逢瀬はどうするの?
関係は変わってしまうの?
まさかの、捨てられる? いや、おそらく 捨てられる?
独りでいると、エンドレスでその事ばかりを考えてしまう。
ただでさえ、主様は忙しい。
逢瀬の時間はわずかに限られていて、そのタイミングをキャッチして、私がいつも、駆けつけた。
なのに…… 免許がない。当然、車も売却。
主様との逢瀬は、これまで98%、私の車。
今後のことを考えれば考えるほど、私は、主様との関係を 失う覚悟を持たなければならなかった。

……結果。 撃沈の私を、主は笑いながら憐れんで、仕方がないな。なんとかなるさ。 そう言って、月に一度ほどのペースで、私の部屋を訪れてくれている。
私は、なんて幸せ者なんだろう。
不自由を、主様に押し付けて、それでもまだ、厚かましくも所有される事を望んでいる。
そして、なぜかその想いは、叶えられている。

もしかしたら、主は、この煩わしい現実に、気づいていないのかも知れない。
もっとフットワークの軽い、もっと自由な、もっと聞き分けの良い奴隷候補が見つかれば、この不自由な関係に、ふと気づいてしまうのかも知れない。

捨てられたくない 図々しい奴隷は、主が我にかえる日が来ない事を祈りながら、今日もひっそりと、主からの連絡を待っている。
【2018/04/13 23:40】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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わがまま隷ちゃんと主の苦悩


ビギナー奴隷の隷ちゃんの、主による調教と、成長の記録。

プロフィール

隷ちゃん

Author:隷ちゃん
気がつくと、ずいぶん長い間 そばに置いて頂いている、主様。
迷う日も、時にあるけれど、守り抜いて良かったと信じられる、主様との絆。心に留めておくだけでは不確かに思えて、時々 綴っている 隷子の記録です。

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